美人画をめざせ
2007年 04月 04日
今回のアタシは、きれいでなくてはなりませぬの
だから、周りが大変
楽屋入りして、お弁当をほうばってたら
プロデューサーの北村さんが、ヘアーメイクの高橋さんを
引っ張って、やってきた
いつも以上にテンションが高い
「メイク、早めにしてもらってな。きれいにならなあかんねんから。
高橋さん、これを(アタシの子ってす)なんとかしてやってよ。お願いよ。頼みますよ。」
と、北村さんが高橋さんにでかい声で、頼みこんでいる
冗談かと思って、へらへら笑ってたら、北村さんの顔はマジだ
そして
ヘアーメイクの高橋さんの目は、血走っている
血走った目で、アタシの鏡横に、美しい浮世絵の美人画を、静かに貼り付けた
こわい
衣装の前田さんも、やってきた
「着物の前襟をあまりつめないで!!」
と、これまた、テンションがあがっている
「これくらいのかんじですかね~~~」
なんて、ノンキにいってると
殺されそうだ
「ミドリコさんの一番似合う襟の幅があるはずだから、それを見つけて!!」
「は、はい・・・・・」
結髪さんは、カツラをかぶる前に
少しでもアタシをきれいに見せようとして
目と頭の間にテープを張って釣り目にしてくれた
つりすぎて、三億円犯人みたいな顔になったので
みんな、だまりこくってしまった
急いでテープをはいで
再挑戦
このあたしをきれいに見せるために
そりゃもう大勢の方が、力を出してくださっている
プロってすごいねえ
見所の一つで~~~~す
なんて
ノンキなことをいってると
怖いことになりますから
今からパックします
さようなら